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幕屋とその器具、祭司について
1-7主はモーセに命じました。「次のように人々に告げなさい。だれでも心から進んでするなら、ささげ物をわたしのところへ持って来てよい。ささげてよいのは、次のものである。金、銀、青銅、青の撚り糸、紫の撚り糸、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、赤く染めた雄羊のなめし皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、ともしび用のオリーブ油、注ぎの油と香に使う香料、しまめのう、エポデと胸当てにはめる宝石類。
8わたしがイスラエルの民の中に住めるよう、聖なる住まい(幕屋)を造りなさい。
9住まいは天幕(テント)にすること。その設計図と必要な器具の細かい寸法は、次のとおりである。
契約の箱
10まずはアカシヤ材を使って長さ二キュビト半(一・一メートル)、幅一キュビト半(六十六センチ)、高さ一キュビト半の箱を作りなさい。
11内側にも外側にも純金を張り、周囲に金の縁飾りをつける。
12金の環を四つ作り、箱の下の四隅につける。片側に二個ずつ。
13-14アカシヤ材で棒を作って金をかぶせ、箱の両側につけた金の環に通してかつげるようにする。
15棒は取りはずさず、差し込んだままにしておかなければならない。
16わたしが与える十のおきて(十戒)を記した石板を、その箱に納めなさい。
17また、純金のふたを作りなさい。長さ二キュビト半、幅一キュビト半にする。これは罪を赦す神の恵みの座となる。
18次にふたの両端に、一対の天使の像を槌で打ち出して作る。
19それは『恵みの座』の一部分で、その両端になる。
20ケルビムというその天使の像は、互いに向かい合って『恵みの座』を見下ろし、翼が金のふたを覆うようにしなければならない。
21ふたができたら箱にかぶせる。箱には十のおきてを記した石板を納めなさい。
22わたしはそこであなたに会い、ケルビムにはさまれた『恵みの座』からあなたと語る。箱にはわたしの契約のおきてを納める。わたしはそこから、イスラエルの人々に命じることをあなたに伝える。
テーブル
23次に、二キュビト(八十八センチ)、幅一キュビト(四十四センチ)、高さ一キュビト半のテーブルをアカシヤ材で作りなさい。
24それに純金を張り、周囲に金の縁飾りをつける。
25テーブルの上部に一手幅(約七・四センチ)のわくをつけ、その周囲にぐるりと金の縁飾りをつける。
26-27テーブルを運ぶ棒を通すために、金の環を四つ作り、それを四本の足の上部に、外側へ向けてつける。
28棒はアカシヤ材で作り、金をかぶせる。
29金で皿、ひしゃく、水差し、細口びんなどを作り、
30テーブルの上には、供え物用に特別なパンをいつも置きなさい。
燭台
31純金のかたまりを槌で打って燭台を作りなさい。燭台は台座と支柱から成り、ともしび皿と飾りの花びらをつける。
32-33真ん中の支柱の両側から三本ずつ枝を出し、それぞれの枝は三つのアーモンドの花で飾る。
34-35真ん中の支柱は四つの花で飾る。三対になっている枝の間に一つずつ、その上に一つ、その下に一つ、計四つの花をつける。
36飾りと枝と支柱はみな、一かたまりの純金を打って作る。
37それに七つのともしび皿を作り、あかりが前を照らすように置く。
38芯切りばさみと芯取り皿も純金で作る。
39燭台とその付属品のために、一タラント(約三十四キログラム)の純金が必要となる。
40作る物はみな、この山の上でわたしが指示する型どおりに、正確に作らなければならない。