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7

1人は、どうして苦しみもだえなければならないのか。
人の一生は、奴隷の日々のように長く苛酷だ。
2一日の終わりが、なんと待ち遠しいことか。
人は賃金を受け取る週末まで汗水流して働く。
3同じように私にも、苦しい日々と、
長くて物憂い夜がある。
4床につくとき、『今が朝ならいいのに』と思い、
夜が明けるまで、寝返りを打って悶々とする。
5私の体にはうじ虫がたかり、
皮膚はかさぶたで黒ずんでいる。
肉はざくろのように口を開け、膿が流れている。
6望みもないまま、またたく間に一日一日が過ぎ去る。
7私のいのちは、はかない息のようで、
良いものは何一つ残っていない。
8私を見ていられるのも長くはない。
もうじき、私の死骸を見るようになるだろう。
9雲が散って消えるように
死んだ者は永久に戻らない。
10家族の前から永久に姿を隠し、
再び顔を見せることもない。
11頼むから、私の苦しみをわかってほしい。
悩み苦しんでいる私に、気がすむまで語らせてほしい。
12ああ神よ、
どうして私を放っておいてくださらないのですか。
私は獣でしょうか。
13-14眠って悲惨な境遇を忘れようとすると、
あなたは悪夢で私を脅します。
15こんな状態がいつまでも続くくらいなら、
ひと思いに締め殺されたほうがましです。
16もう生きていたくなんかありません。
お願いです、神よ。
残り少ない日々を、私だけにしておいてください。
17人とは何者なのでしょう。
神がわざわざ時間をかけて
苦しめるだけの値打ちがあるでしょうか。
18朝ごとに尋問し、一日中痛めつけなければ
気がすまないのですか。
19せめてつばを吐く間だけでも
ひとりにしておいてください。
20人間の見張り役である神よ。
私の罪がご気分を害したのですか。
なぜ私を標的にし、
とても生きてはいられないようにさせるのですか。
21なぜ私の罪を赦し、除いてくださらないのですか。
私は今にも息絶える身ではありませんか。
神が捜しても、私はどこにもいなくなるのです。」